体育の授業。

体育の授業がある度に私は彼らから発せられる言動で身体が固まってしまっていた。


怖い。

私はこの人達に嫌われている。

何もしてないのに。

なんで?

わかんない。


それと同時にMも気にしている。

そしてMは体育が終わり、教室で泣いてしまった。

何だかんだ申し訳ない気持ちにもなった。


そして遂にMは、その主犯となる男子にメールをして聞いたのだった。


内容は忘れたけど、

『Mのことなんて言ってないよー☆』

のような感じの返信ではあったと思う。


そしてMは、スッキリした表情で『なーんだ!よかったー!でも誰のこと言ってたんだろね!』

と無邪気に私に笑いかけてくる。

それをみて、私はやっぱり私なんだよね。

と言うなんとも言えない孤独を感じた。

またですか?

私は学校の授業が終わると、元クラスメイトのMちゃんと頻繁に遊ぶようになり、自然と同い年の友達との交流が増え、友達が増えた。



しかし、なぜか私はまた男子から目を付けられてしまう。


1人は先輩。私が1年生の頃に3年生だった人。


そして、体育が一緒だった他のクラスの男子3人。


また目立っているような男子達ばかり。

すぐに思い出した。

あの嫌な感覚。

ザワザワする感覚。

怖い。

怖くてそっちを見ることが出来ない。

ただ言われているのを気にしていないフリ、聞こえていないフリ、言われているのは私じゃないフリをして耐えた。


また同じ言葉で傷つけられた。

『くさい』

近寄りたくない。

他のクラスの男子達はふざけて私の隣に誰が並ぶかをなすりつけ合っている。


それに気付いて気にしていた子がいた。

出席番号が私の1つ前の女子だ。

並ぶ時に必ず私の前にその子はいる。


その子が気付いたのだ。

その子は私に言った。

『ねぇ、なんか言ってるよね?あれって私のこと言ってるのかなー?私しかいないよね。』

と、不安そうな顔で言ってきた。


私は『え!?違うでしょ』としか言えなかった。

『多分、私のことだと思う。』だなんてその頃言えなかったのだ。

それは、私はその男子達と一度も話したことがないからだった。

自意識過剰と思われる事が何よりも嫌だった。


私の出席番号の前の子と、他のクラスの男子のうち、リーダー的存在だった人とは中学校が同じでその子とは仲も良く、何よりもその子は、そのリーダー的存在の人のことが好きだったのだ。


私は思った。

リーダー的存在の男子と仲が良くてよく連絡もとっていて…絶対にあなたの事を言ってるわけないじゃない。と。


だからと言って、彼女からしてみたら、

なぜチエが?接点もないのに?

考えすぎじゃない?

となるだろう。


わかっている。

私だって何故、私なのか知りたい。


そんなにクサイと言われるほど、私はくさくなんてない。


またおかしくなりそうだった。

呟き

高校を卒業してから月日が経ち過ぎて、当時の記憶が曖昧になってしまっている。


記憶を蘇らせてブログに残しているけど、時系列がバラバラだったりする事もあるし、私としてはとても辛い過去だったハズなのに、乗り越えた部分が大きく、いまいち、辛かった事をリアルに書けなくなってきている。


終わり良ければ全て良し。

この言葉がしっくりくる感じでもある。