助けて

ずっと我慢していたからなのか、

私の中で母に抱きついて泣くなんてとんでもない事。

恥ずかしいなんて気持ちは考えていられないぐらい私はとっさの行動だった。


怖くて不安な気持ちを母に受け止めて欲しかった。

助けて欲しかった。

母はビックリしていたけど、しっかり抱きしめて背中をさすってくれた。


母に『どうしたの?』と聞かれた。

私は『男子が怖い』と打ち明けた。


その後の事は思い出せない。

けど、私の事だから、詳しくは話せていないと思う。


その日は、母に学校に電話してもらい、仮病で休んだ。

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