夏休み明けまでのカウントダウン
夏休みが終わりに近付くにつれて、夏休み開始頃の『やっと夏休みだー!これで暫くは安心だ!』って言う気持ちの余裕がなくなってくる。
あと何日したら、あいつらと会わなきゃいけなくなる。怖い。ってカウントダウンが始まる。
とりあえず、不自然なくらい急な不登校にならないように新学期の最初は頑張って学校に行こうと思った。
これからうまく不登校へ持って行く事が出来るか、
どうか、オオゴトにならずに彼等から離れる方法はないかとばかり考えては、母や学校に不審がられないように…と緊張していた。
母にうまく嘘をつけるか。
母にうまく嘘をつければ、学校もスムーズに休める。って思ってた。
学校に行きなさい、何で行かないの!?って理由を聞かれるのを私は一番怖がっていた。
私にとって、嘘とは何なんだろう?
相手に余計な詮索をさせない為につくもの。
私の本音が相手にバレないように、本音をうまく隠す為につく。
本音がバレたら、私は怒られると思って怖かった。
本音がバレたら、私は無理矢理学校に行かされると思って怖かった。
本音がバレたら、私はオオゴトになってしまうと思って怖かった。
本音がバレたら、私には味方がいなくなると思って怖かった。
本音がバレる事は私にとって、孤独と恐怖を味わうことになる事だと思ってた。
だからそれを感じたくないが為に嘘は自分が傷付かないように自分を守る為のもの。
怖いものをみなくて済む様につくものが嘘だった。
今もそうかな。
何事も最初が肝心。って本気で思ってた。
とにかく彼等がいる環境にはいたくなかった。