病院へ
父がすぐに来てくれたおかげで、午前の診察時間に間に合った。
心療内科、精神科だ。
診察室には一人で入るとでも言ったのか、診察は私一人で受けた記憶しかない。
問診票も、何をどう書いたのか覚えてない。
自分から病院に連れて行ってほしいと頼んだくせに、私は病院でも上辺の話しと、起きている症状も、どこまでちゃんと伝えられたかわからない。
お医者さんにも、いじめられてこうなってしまった。なんて言えなかった。
どう説明したか忘れてしまったけど、その時の診断名は『躁鬱病』だった。
躁鬱病なんて言われても、どんな病気かなんてわからなかった。
今は、双極性障害と言うみたい。
躁病の極とうつ病の極の両方をもつ気分障害という意味らしく、勿論、薬物治療が始まった。
ここで違和感があった。
けど、その時は薬を飲めば、この不安がおさまるんだ。
その頃、眠りも浅かったから、よく寝れるようになるんだって思っていたから、薬を出してもらえた事ですごく安心した。
これで少し楽になるんだ思ってた。