急な違和感はやっぱりそうだった
あの頃の私の中では何が起こったのか整理出来なくて、とりあえず、『突然男子からネタにされて嘲笑われる存在』になっている。
って事は把握できていた。
中学校時代は、実際何を言われたかほとんど思い出せないんだけど、
気付いたら、他のクラスの男子にも言われていて。
その他のクラスの男子っていうのも、また目立っていた仲間で。
3人からネタにされて、嘲笑われて、避けられ、廊下ですれ違ったり、少し近くに居合わせただけで傷つく言葉を言われたりしてた。
今まで普通に話をしていただけに、何で急に私なの?って、本当に意味がわからなかった。
私、何かしたかなぁ?
傷付けるような事でも言ったかなぁ?
いろんな事考えたなぁ。
でも、全部、『私が悪いからなんだ』って言うことを前提にして相手の事を気にして考えてたなぁ。
『私がかわいくないから』酷い事言われるんだ。とか、
『私が◯◯だから』標的にされたのかも。とか思ってばかりいた。
でも私は、気にしてないフリをし続けた。
平気なフリをし続けた。
親にも友達にも、先生にも誰にも相談出来なかった。
悩みを打ち明けられなかった。
いじめられている私は恥ずかしいと思っていた。
友達はこの事知ってるのかな?
って気にもなったなぁ。
私と一緒にいるけど、嫌じゃないのかなぁ?って。
私と一緒にいる=嫌じゃない=やっぱりいじめは私の勘違い。
って考えた事もあったけど、やはりその男子と目が合ったりすると男子の顔が引きつったり、あからさまに嫌な顔をする。
『やっぱり私の事言ってるんだ。気のせいじゃなかった』ってガッカリすると同時に恐怖でいっぱいになった。
そんな事があって、数ヶ月。
2年生も終わる頃、もう学校に行きたくない。
って我慢してきた私が崩れてしまった。
そして、登校拒否が始まってしまった。