2人目の退学

久しぶりのブログとなってしまいました。


私をいじめていたAくん。

目立つ存在で、仲間を引き連れて歩く姿は当時の私にはゾッとするほど怖かった。


そんなAくん。

何があったか忘れてしまったのだが、私が留年した夏に学校を辞めたのだ。


元々の主犯格は私が不登校している間に学校を辞め、今回はAくんが辞めていった。


なぜ辞めたのかすっかり忘れている。

なにかをやらかして停学に留まらず、退学処分になった様な気はするが…覚えていない。


私はすごく嬉しかった。

私をいじめていた奴らが辞めて行ってビクビクしないで済むと思っていた。





その年の夏休み。


私は小学校の頃の同級生と久しぶりに遊ぶ約束をしていた。


私はその子の家に行った。

『お邪魔しまーす!』

部屋のドアを開けた瞬間、私は固まってしまった。


Aくんがいたのだ。

意味がわからない。


何で何も接点がないようなところにいるのか。

Aくんも驚いた顔で私を見ていた。


私はすぐにでも帰りたかった。

でも、Aくんを見た瞬間に帰るわけにもいかず、とりあえず私は部屋に入って座った。

いつも必死に隠していた

他校の女友達(以下K)から言われたのは、

『Aくんがね、チエの事、俺らのせいだって言ってたよ。そうなの?』


私は自分の顔が引きつっているのがわかった。

心臓もバクバクしていた。

とっさに、バレたくない!と思った。

知られてしまったら、私は嫌われる、もう一緒にいたくないと思われる。

嫌われて汚い扱いされている私を可哀想に思われたら、と思うと、私は惨めな気持ちを感じるのが怖かった。


可哀想な子。になりたくなかった。

それを隠すために私はまた必死に笑顔を作って、何も気にしていなかったように、知らなかったかのように

『え?違うよー!違う違う!』と気持ちを抑え込んだ。


話しは逸れるが、

今でもそうだが私は、ひとりぼっちという状況になると恐怖と恥ずかしさを感じる。


幼稚園か小学校の頃に誰かとグループを作ってください。なんて事があると、自分だけあぶれてひとりぼっちになったらどうしよう。と思った事がある。


思い出せないけど、誰ともグループになれなかった事があるのだろうか。

それとも、そんな同級生を見て、ああなりたくないとでも思ったのか。



グループを作れない→人気がない→嫌われている→ひとりぼっち→みんなが注目→哀れな目で見られている→恥ずかしい→先生が誰かにお願いしてグループに入れてもらう→自分で積極的に動けない事に惨めさを感じる→無理矢理入れてもらった感に申し訳なさを感じる→イマイチ馴染めなくてやっぱり浮く→やっぱり受け入れてもらえない→やっぱり好きになってもらえない→人にそれ以上嫌われたくなくて必要以上に関われなくなる


はい。

図式の完成ですね。


ずーっとずーっとこれを繰り返していたわけですね。


話は戻りまして…

なので人に嫌われていると感じたり、自分の周りに人がいない状況になると(知られると)人から支持されない自分は何の魅力も価値もない使えないやつだ。って変換し、そんな私は恥ずかしい、かっこ悪いとさえ思ってしまって隠していた。


だからいじめられていたなんて私を知る身近な人には誰にも言えない。


私が惨めになりたくないから。


でも、よくよく考えてみたら、私は恥ずかしい事は何もしてない。はず…


嫌われていたとしても、それは別に恥ずかしい事ではないよね。

逆で考えてみて、私の好きな人達が過去同じようにいじめられていたなんて打ち明けられても、私はそれを聞いたからって嫌いにならないし、引きもしない。

むしろ、話してくれて嬉しいぐらい。

辛かったね、頑張ったんだね、って思う。


なんだ。

私が一人で闘っていただけかな。

度々起こる接点

何度も何度も考えた。

実際、あのイジメから15年以上経った今でもこのブログに向き合うと嫌でも思い出したり考えたりする。


でも、答えは未だに出ないしわからない。


きっと真実は分かることはないんだろう。


私は何故、話した事もないような男子からイジメられたのか。


その当時、よく考えていた事は、男子からだけってことは、きっと私がかわいくないからなんだろう。とはよく考えていた。


自分に自信がない事がそうさせていたんだろうな。


私をイジメていた主犯格が学校を辞め、主犯格と1番仲が良かった男子(以下 Aくんとする)がその後は1番目立つ存在として昇格していた。


その人は一緒に辞めなかったのか…と内心思って私はガッカリしていた。


そんな時、クラスメイトが、最近、先輩と付き合い出したとウキウキしていた。

その相手が、そのAくんだった。

そのクラスメイトと私は仲が良かったから、本当にやめて。と、人の事ながら、近い存在に感じたくない程、私は彼らには一切関わりたくなかった。


下校の時なんか、会いたくないのに、その子と一緒にいるだけで、私は彼らに会ってしまう事もあった。


彼らに会ってしまった時は、

私はまた、以前の様に何事もない振りをして、何も気にしていない振りをしてその場をやり過ごしていた。


クラスメイトにも、私は彼らからイジメられていたんだよ。なんて話は一度もした事がない。


彼女がAくんから聞いたかは、わからないが。

彼女も、私に、そんな話をしてきた事はない。


全て、無かった事になっていた。





が、全く関係のないと思っていたところから私と彼らの接点について言われた事がある。



私には、学校はずっと違うものの、小学生の頃に知り合ってから仲良くしている女友達がいる。


その子が、他校ではあるが、部活の繋がりでAくんと接点があったようだ。


まさかの繋がりに冷や汗が出たのを覚えてる。