新学期と葛藤

意を決して!

いざっヽ( ̄д ̄;)ノ

始業式、何事もないかの様に家を出て登校。

本当は、前の日の夜は

『やっぱりこのまま休んじゃおうかな』

って思ってた。

登校中だって、

彼等に会わない様に常に神経が張り詰めてた。



前に母に、男子が怖い。と泣きついた時以降、私は普通に学校に行ってるからか、母は特に気にしていない様に見えた。


私が学校に行ってるのを見て安心していたのかもしれない。


まさに計画通り。



学校に着いた。

約1カ月会ってないんだから私のことなんて眼中になくなってるかも。

なんて少しの期待と、相変わらずの態度だったらどうしよう。の気持ちで教室へ。



すぐに彼等と目が合った。

その瞬間、『うわ、来たっ』とでも言いたそうな嫌そうな表情で私を見た。


そう感じた私は、やっぱり変わってないんだ…

彼等は私のこと、嫌なままなんだ…

って思ってガッカリした。


少しでも、私を悪く言うのに飽きてくれていたら。と期待した私は、とても傷ついた。


席替えはいつするんだろう。

もう、こんなにすぐにでも暴言が聞こえる場所にいたくない。


彼等から離れたい。


そんなに汚い私の近くにいる人、全員に申し訳なさを感じた。


『私の近くにいると、あなたは彼等に可哀想な目で見られちゃうよ。』


『私のせいであなたは可哀想な人にされちゃうよ。』

って思ってた。


恥ずかしい存在の私といたら可哀想。


あー、私といるせいで相手はそんな風に思われてしまうのか。って思ったら罪悪感でいっぱいになった。


あと少し、

もう少し頑張ったら、仮病でも使って休むんだ。

でも、それからはどうするつもり?

自分に問いかけた。


もう学校辞めたい。

何で学校なんてあるんだろう。

とにかくこんなに辛い事から逃げたい。

でも中卒になる?

そんな事、母が許すはずがない。

でも、もう学校に行く気はない。

あいつらがいなければいいのに。

でもあいつらが学校辞める事なんてないだろうし。

どうしたらいいんだろう。

どうしたら目立つ事なく波風立てずに乗り越えられるんだろう。

夏休み明けまでのカウントダウン

夏休みが終わりに近付くにつれて、夏休み開始頃の『やっと夏休みだー!これで暫くは安心だ!』って言う気持ちの余裕がなくなってくる。


あと何日したら、あいつらと会わなきゃいけなくなる。怖い。ってカウントダウンが始まる。



とりあえず、不自然なくらい急な不登校にならないように新学期の最初は頑張って学校に行こうと思った。


これからうまく不登校へ持って行く事が出来るか、

どうか、オオゴトにならずに彼等から離れる方法はないかとばかり考えては、母や学校に不審がられないように…と緊張していた。

母にうまく嘘をつけるか。

母にうまく嘘をつければ、学校もスムーズに休める。って思ってた。

学校に行きなさい、何で行かないの!?って理由を聞かれるのを私は一番怖がっていた。


私にとって、嘘とは何なんだろう?

相手に余計な詮索をさせない為につくもの。

私の本音が相手にバレないように、本音をうまく隠す為につく。

本音がバレたら、私は怒られると思って怖かった。

本音がバレたら、私は無理矢理学校に行かされると思って怖かった。

本音がバレたら、私はオオゴトになってしまうと思って怖かった。

本音がバレたら、私には味方がいなくなると思って怖かった。


本音がバレる事は私にとって、孤独と恐怖を味わうことになる事だと思ってた。


だからそれを感じたくないが為に嘘は自分が傷付かないように自分を守る為のもの。

怖いものをみなくて済む様につくものが嘘だった。


今もそうかな。



何事も最初が肝心。って本気で思ってた。

とにかく彼等がいる環境にはいたくなかった。

計画的登校拒否

夏休み前から決めていた。

新学期から私は学校になんて行かない。

もうあんな辛い想いを感じたくない。

男子たちから酷い言葉を投げかけられたくない。

臭いって言われてからかうように笑われたくない。

臭いって言って、汚い物を見るかの様に私を見ないで。


でも。

もしかしたら私は臭いのかもしれない。

もしかしたら私は汚いのかもしれない。

もし、本当にそうだとしたら?


気付いた時には、私は身だしなみに過剰に反応し始めるようになった。


何が臭い?

体臭?

口臭?

服の臭い?



それとなく母に聞いてみても、別に何も臭くないけど?と言われる。


お風呂に何度も入ったり、

歯を何度も磨いたり…

制服は少しでもゴミやホコリなんて付いた時にはすぐにエチケットブラシ。

化粧を始めたのもこの頃。


そんな事は登校中からひそかに実践してた。

それでも彼等の態度は全く変わらなかった。


こんなの、もうやだ。

私はイジメられる為に学校に行くわけじゃない。


臭いって言われない為にこんなに努力して、我慢してるのに男子たちは相変わらずの態度。


怖い。

悲しい。

何で私ばっかり仲良くしてもらえないの?

私は何がダメなの?

私は何がみんなとは違うの?

辛い。


どうやったら出来るだけ目立たずに学校を休み始められるかなー。


とにかく夏休みの課題は終わらせておかないと、母に学校に行く気がないのがバレてしまうから、今はまず課題をやってしまおう。


バレないように夏休みの課題をこなした。

終わったら休み方を考えるんだ。